加速する残像
実践! 自サイト改善記録(2) zenbackとfacebook likeボタンの導入
- 2010-08-15 (日)
- アクセス解析
「zenback」とfacebookのlikeボタンをこのブログに導入した。zenbackはエントリの記事下に
- 関連記事
- 関連リンク
- Twitterでのコメント
- はてなブックマークのコメント
- アクセス元URL
zenbackの役割
(1)新規読者増加
- 目標:検索エンジンからの流入数増加
- 施策ポイント:SEO
- 目標:Twitterからの流入数増加
- 施策ポイント:コンテンツにあったフォロワーの獲得・Tweetタイミングの工夫・記事をTweetしやすくする仕掛けの用意
- 目標:ソーシャルブックマークからの流入数増加
- 施策ポイント:はてなブックマークに追加しやすくする仕掛けの用意・はてブされている記事の紹介
(2)読者の定着
- 目標:1訪問あたりのPV増加
- 施策ポイント:直帰率の改善・滞在時間の向上・過去のコンテンツへの回遊率上昇
facebook likeボタンの役割
zenbackとlikeボタン導入で見込まれるデメリット
ブログはなくならない CMS・モジュール・ブログの関係
- 2010-08-08 (日)
- Webメディア
TwitterやUstreamによるリアルタイムなメディアの発達が喧伝される一方で、商業サイトでもBLOGOSなどブログメディアは今も立ち上がり続けている。また「Publickey」というブログは、エンタープライズ向けITというニッチな分野ながら月間30万PVを生み出し、個人ブログの域を超えつつある。Web2.0という言葉がほぼ死語と化した後でも、こうしたブログメディアが発展を続けるのは、CMSの重要性が今も変わっていないことを意味している。
サイト運営の上流プロセスを司るCMS
CMSの機能
CMSは「コンテンツマネジメントシステム(Content Management System,CMS)」の略であり、「Webコンテンツを構成するテキストや画像などのデジタルコンテンツを統合・体系的に管理し、配信など必要な処理を行うシステムの総称」である。(コンテンツマネージメントシステム-Wikipedia )Webサイトの運営者はこのシステムを通じてコンテンツ作成やサイトデザインの調整を行う。CMSのインターフェースはコンテンツの作成・管理やサイトのデザインの更新・管理に特化しているため、運営者はhtmlやCSSといったWebサイトの構造に関わる知識がなくともコンテンツを作成できる。
- 「外部からいかにユーザーを獲得するか」
- 「訪問してきたユーザーをいかにサイトの目的に沿って動かすか」
CMSの重要性
CMSとモジュールの関係
モジュール化とボトムアップ
ブログとモジュール
実践! 自サイト改善記録(1) サイトコンセプトと改善の方向性の明確化
- 2010-06-20 (日)
- アクセス解析
サイトコンセプト
- 仕事関係で読んだ本のログ
- 参加したイベントのレポート
- 新しいメディアに関する考察
- 電子書籍
- Webメディア
- イベントレポート
- 広告関連の書籍
- アクセス解析
現状分析のポイント
- 新規読者の獲得
- 読者の定着
- 「読者を呼ぶ読者」の獲得
1.新規読者の獲得
- 目標:検索エンジンからの流入数増加
- 施策ポイント:SEO
- 目標:Twitterからの流入数増加
- 施策ポイント:コンテンツにあったフォロワーの獲得・Tweetタイミングの工夫・記事をTweetしやすくする仕掛けの用意
- 目標:ソーシャルブックマークからの流入数増加
- 施策ポイント:はてなブックマークに追加しやすくする仕掛けの用意・はてブされている記事の紹介
2.読者の定着
- エントリをきちんと最後まで読んでもらい、他のエントリを読んでもらうことでこのブログ自体のことを良く知ってもらう
- 上のプロセスを踏んだ上で、実際にリピーターになってもらう
- 目標:1訪問あたりのPV増加
- 施策ポイント:直帰率の改善・滞在時間の向上・過去のコンテンツへの回遊率上昇
- 目標:1UUあたりのセッション増加
- 施策ポイント:RSS購読数の増加・サイト名での検索数の増加
3.「読者を呼ぶ読者」の獲得
- 目標:ブログやソーシャルメディア上で、定期的に紹介してもらう
- 施策のポイント:ユニークでかつ確度の高いエントリーを挙げる・自分の分野に関するコミュニケーションを(ネット・リアル問わず)増やす
次回:施策の実施
「解析しないと!アドビになったよ第一弾スペシャル」に行ってきたよ!
テストという共通言語
ウェブ解析をサイトの中心に据える時に、サイト運営者とサイト制作者は何を考え、どう歩み寄るのか?とかそんな感じです。私も含めゲストの方にも少しずつプレゼンして頂きながら、後半はパネルやる予定です。安西さんのブログ:解析しないと!やります!同 Twitter @ank自分のtsudaり:2010/6/7 解析しないと! @station5 by klov
「作り手と企業のエンゲージメント」byぐるなびウェディング舘田さん
- 顧客と企業の絆づくり(エンゲージメント)が重要といわれている
- でもウェブサイトを発注する側と受注する側の絆がまず必要。
- 受注側:クリエイティビティを言語化しにくい。
- 発注側:費用対効果を定量化しにくい。
- これらを可視化するためのアクセス解析。
- テストの結果を通じて、受注側と発注側が共通の認識をもってプロジェクトを進められる。
「製作者にとってのWeb解析」by楽天 清水さん
- ウェブサイトの構築段階では設計者による仮説立案とその検証プロセスがある。
- 納品するとそのプロセスが見えなくなる。
- 積もり積もって大きなインシデントが発生してから根本的な問題が見つかる。
- 目先のトラブルを解決するために部分最適の解決になりがち。
- 納品物は未完成。仮説を検証しながら修正していく。
- 設計する際、ワイヤーフレームからいきなり作ってしまう。
- 困ったらユーザシナリオに。さらに困ったらペルソナに・・・という形でウォーターフォールを逆流して行く。
- 設計時に自信のある仮説とそうでない仮説を分ける。そうすることでテストがしやすくなる。
- 上手に作るノウハウから目標達成のノウハウへ。そうするとモノ作りを手離れしても検証と最適化が残る。
このブログのリニューアルを実践例としてみる
清水さんが「解析しないと!」で使った講演資料は、以下から読むことができる。
http://www.cms-ia.info/products/adobe-station-5/
ここで面白かったのは、事例として紹介されているのが清水さん自身が運営するウェブサイトの改善だったことだ。自分のサイトでここまで戦略的にやるという人は見たことがなかった。だが自分の手元で手軽にやれるアクセス解析の実践としては、最も適した場の一つではあると思う。
そこで、僕もこのブログの改善を今後ブログエントリーとして残し、一つのプラクティスとしたいと思う。そもそもわざわざ自分でドメインを借りてWordPressをインストールしたのは、Google Analyticsを使って漸次改善を図っていくブログにしたかったからだ。「加速する残像」というブログの名前も、実はそこから付けた。ちょうどブログを作って半年が経つ。今月は、上記の清水さんのやり方やその他これまで見聞きしたやり方を用いて、ブログのリニューアルをしてみたいと思う。それをエントリーにすれば、さらにアクセスも増える、かも。
池田紀行『キズナのマーケティング』
- 2010-06-08 (火)
- 書評
- キズナのマーケティング ソーシャルメディアが切り拓くマーケティング新時代 (アスキー新書)
-
- 発売元: アスキー・メディアワークス
- 価格: ¥ 840
- 発売日: 2010/04/09
- 売上ランキング: 2709
ソーシャルメディアマーケティングの役割
- 認知度の向上ができる!
- ユーザーの情報をコントロールできる!
バズ・バイラル型
アドボカシー型
ソーシャルメディアマーケティングの効果測定
「友達になってください」とは申し込まない
「マトグロッソ」とフリー戦略の行方
限定されたアクセス手段
Amazon.co.jp内に奇妙な「Web文芸誌」が誕生した。イースト・プレス社が今日から運営・創刊を始めた「マトグロッソ」である。
マトグロッソはポルトガルで「深い森」を意味する言葉で、思想家の内田樹さんが命名。森見さんの新作「熱帯」のほか、国立国会図書館の長尾真館長と作家の円城塔さんの対談、作家の伊坂幸太郎さんがその日に楽しんだCDなどを紹介する連載、漫画家・萩尾望都さんのSF小説などを掲載する。
確かに執筆陣の名前を見ると豪華そうに見える。しかしWebサイトとしての構造はとても奇妙だ。http://matogrosso.jp/ に直接アクセしようとすると、Amazonの「文芸・評論」カテゴリページ( http://www.amazon.co.jp/b/?ie=UTF8&node=466284 )にリダイレクトされてしまう。カテゴリページの右にあるバナーからでないとアクセスできない。りファラーを見てリダイレクトをかけているようだ。TwitterでうっかりURLを流したのだが、僕のフォロワーは何のことだかさっぱり分からなかったことだろう。
奇妙なのはアクセス手段だけではない。「文芸誌」と銘打っているものの、本文はほとんどが画像でできている。要は本文をコピペできない。RSSはあるらしい(2010/05/24 23:15修正 RSSフィードからもAmazonへリダイレクトされる)。
グーグルで「マトグロッソ」というキーワードで検索しても、検索結果にhttp://matogrosso.jp/そのものは表示されない。一応、コンテンツの画像にaltタグで説明は入っているのだが、リダイレクトがかかっていれば検索エンジンで見つけても意味がない。
成功した「フリー」と失敗した「フリー」
http://accelerated-afterimage.com/2010/03/日経新聞「web刊」とリンクエコノミー/ でも書いけれど、紙ベースのメディア会社がネットで少し本気を出そうとすると、こうやって斜め上に行くのはなぜだろう。トップページからアクセスされることを想定しているどころか、特定の経路からしかアクセスを認めない。どういうことなのだろう。
「掲載作品は連載終了後、同社から書籍化を検討する。」と上記のNews記事にはある。もしやクリス・アンダーソン『フリー』を読んでうっかり勘違いしてしまったのか、勘違いした人にそそのかされたのだろうか。『フリー』は基本的に内部相互補助の話を延々しているだけの本である。もしこれが俗に言うフリー戦略である場合、「マトグロッソ」のケースはアンダーソンの分類に従うと「直接内部相互補助」にあたる。つまり無料のものを餌に別の有料の物を買ってもらおうという、極めて古典的なものだ。『フリー』は期間限定ながら本文すべてをウェブから読めるようにした。似たような例に岩瀬大輔『生命保険のカラクリ』や角川歴彦『クラウド時代と<クール革命>』がある。『生命保険のカラクリ』はpdfで全文無料配布をした。僕もiPhoneの『GoodReader』アプリに入れて通勤電車の中で読んだ。『クラウド時代と<クール革命>』は、書籍発売までの期間、無料でウェブサイトで読むことができた。
『フリー』と『生命保険のカラクリ』はおそらく成功事例として数えていいだろう。直接内部相互補助は、無料でモノをバラまいて別のもので金を回収する。こういった書籍の場合、ネットで本文を公開し、リアル世界の方で金を稼ぐ。『フリー』は単に無料公開分が宣伝となって売れたわけではない。『フリー』の内容そのものが、ウェブで全文無料公開という自らのプロモーション戦略を称揚しているのだ。理論にして実践。この自己言及的な構造が、『フリー』のヒットをもたらした。『生命保険のカラクリ』は、生命保険という一般的な商品を解説しつつ、ライフネット生命という自社製品のプロモーション・ブランディングも兼ねている。最悪、本が買われずpdfファイルだけ読まれても、会社や保険商品のイメージ向上につながれば御の字だ。一方、『クラウド時代と<クール革命>』はウェブでの無料公開が、単に本の宣伝にしかならない。自らのプロモーション構造を書籍の内部で称揚するわけでもなく、書籍以外のお金のパスがあるわけでもない。
そして「マトグロッソ」の場合はどうだろう。Amazonという書店の中からしか見れないというのは、確かに書籍化した後、本を売るためにはかなり好都合だろう。だがそもそもそれまで読まれ続けるのだろうか? これだけアクセス経路を限定しては、本末転倒な気がする。
WordPressでTwitterの@anywhereが使えるプラグイン
- 2010-04-29 (木)
先月、Twitterによって「@anywhere」というシステムが発表された。
それ以降、具体的な情報が出てこなかったのだが、今月になって開発者向けサイトで実物がリリースされた。
Ustreamの画面右に、ライブへの感想をその場でつぶやき、その場で1つのストリームとして反映させるシステムがある。勝手にああいったものを想像していたのだが、どうも当たりらしい。
@anywhereをWordPressで使えるようにするプラグイン―Tw Anyware comment system
WordPress用Twitterコメントシステムプラグインリリース!
あたかもコメント投稿フォーム、コメント一覧かのような表示を、それぞれのブログエントリーに表示することが出来ます。
「Tw Anyware comment system」というWordPressのプラグインで、エントリーに対するTwitter上での評判を表示し、かつその場で感想をつぶやけるというものだ。@anywhereとTOPSYのシステムを利用しているらしい。
ここで紹介されている方法を足した機能を持つプラグインといった感じだ。
エントリURLが長いとそのままではつぶやけないため、そこは自分で一度短縮させる必要がある。
プラグインを実際に利用する場合、ここであらかじめ自分のブログをアプリケーションとして登録しておく必要がある。
Application Nameは自分のブログの名前を入れればいい。Application Websiteには自分のブログのURLを、Organizationは空白にした。Callback URLにはひとまず自分のブログのURLを入れておいた。Default Access typeは「Read&Write」にする必要があるようだ。
登録すると、API keyが発行されるので(View your applicationというメニューから分かる)、それをWordPressのダッシュボードの「設定」→「Tw Anywhere」から入力する。自分のTwitterアカウントを入力すると、各エントリの下に自分のプロフィールを表示させておくこともできる。非常に便利そうだ。
どれだけエントリがTwitterでつぶやかれているかが一目で分かる―TOPSYのプラグイン
ほかにもこのブログにTwitter関連のプラグインを入れてみた。このエントリの右上に表示されているのが、TOPSYのプラグインだ。このエントリURLがTwitter上でつぶやかれている数が一目でわかる。RTもできる(こちらは一度Twitterのページに遷移するだけだ)。
自分のつぶやきをサイドバーに表示させる―Twitter Widget Pro
もうひとつ、自分のつぶやきをサイドバーに表示できるプラグインを入れた。Twitter Widget pro。Twitterの公式ウィジェットもあるが、色々とこちら側でいじりやすそうだったので、入れてみた。つぶやきの表示数や、@つきの発言の非表示など、細かい調整が効く。
情報の単位がエントリ単位へと戻るかもしれない
個人ブログに関しては、今やTwitterでの認知、Twitterからの流入が大きな影響力を誇っている。とくに@anywhere関連のツールやサービスが盛り上がれば、さらにブログやメディアの流通速度が上がるだろう。一時期ブログもTwitterに押され気味といった印象があるが、本来は棲み分けができるメディアのはずだ。情報の流通単位が、つぶやき一辺倒からエントリ単位へと揺り戻すことにもなるかもしれない。
日経新聞「Web刊」とリンクエコノミー
- 2010-03-25 (木)
- Webメディア
日経Web刊が昨日、スタートした。今のところ、「Web刊」というよりも、「PC&携帯刊」と呼ぶ方がふさわしい。インターネットというインフラにはのっかっているものの、これまでWebメディアが活用してきたWebの特性をスルーしているように見えるからだ。
リンクエコノミーからの離脱
日経新聞のWebサイトに飛ぶと、今でも変わらず無料で記事を読むことが出来る。だがWebサイトの構造は、従来のものと少し異なっている。
- 右クリックが出来ない
- 同一コンテンツ・別URLの記事が多数存在
- 記事ページのURL末尾に長いパラメータが付く
- ソーシャルメディアとの連携機能がない
これらの違いは、Webメディアがトラフィックを集める際に頼ってきた「リンクエコノミー」から距離を置くことを意味している。
リンクエコノミーの概念は、数年前、Web2.0の喧伝かまびすしい頃、よく見られた言葉である。Web1.0の時代は、情報を発信するのはプロフェッショナルか一部の好事家しかいない状況だった。しかしWeb2.0の時代になると、個人でも情報を発信出来るようになった。ページへのリンクをブログに貼り、そのブログエントリーがソーシャルブックマークに補足され、そうしたリンクの動きを検索エンジンが捉えて、さらにトラフィックを増大させる。個人のWeb上での活動が、リンクを増大させ、トラフィックの循環を起こす。だからこそ、メディアはWebの記事を「無断リンク禁止」などと言わず、読者に好きにさせるべきだ。なぜならその方がメディアのトラフィックがふえるのだから。そういうロジックだった。
だが日経新聞のWebサイトは、このリンクエコノミーというトラフィックの経済圏とは別の場所に存在するかのように見える。冒頭に挙げた特徴は、どれも検索エンジンからのトラフィック増加を阻害し、ユーザーによる勝手な引用を阻害し、ソーシャルメディアからのトラフィックを阻害する(いずれの場合も、「できなくしている」わけではない。「ハードルを自ら上げている」だけだ)。
広告依存モデルからの離脱
検索エンジンに対して不利な構造を取る以上、他社と似たり寄ったりの記事を書いてもトラフィックは稼げない。またソーシャルメディアからの流入もそこまで期待できない。自らのブランド力とコンテンツ力に賭けた上でのサイト構造になっている。
マスメディアの危機が叫ばれているが、景気の後退による広告収入の減少という意味での「危機」は、Webも変わらない。Webの広告費は伸びているが、Webメディアが頼ってきた純広告の売り上げは落ちている。「リンクエコノミー」によって、アクセスのサイクルは確立されたものの、その上に立つマネーのサイクルは脆弱だ。
Webメディアは、単純な広告モデルに代わる次のステップを探している。日経新聞のWeb刊は、リンクエコノミーというロジックに基づけば時代を逆行するものだが、単純な広告依存のモデルからの脱出という意味では、最新の実践と言える。
Kindleビジネスモデルの比較・まとめ
- 2010-02-11 (木)
- 電子書籍
河内孝「アマゾン・ジャパンでは今年10月前後のキンドル日本語版サービス開始を目指しているという」
http://journal.mycom.co.jp/column/media/046/index.html
Kindleのビジネスモデル
通常のamazon―出版社間の場合
先月末、米大手出版社のMacmillanは、Amazonに対して、Kindle上での電子書籍の販売価格を15$に引き上げるよう要求した。
そして交渉の結果、Macmillanの書籍はKindle上での販売上限価格を上げる代わりに、Amazonが売り上げの30%を受け取る「エージェンシーモデル」へと変更された。
つまり、これまでAmazonはベストセラーの電子書籍が売れれば売れるほど赤字を出す状態だった。
河内孝「ベストセラーについて定価を紙製のほぼ半額と固定しているという。店頭28.95ドルの書籍の場合、出版社に14.50ドル程度を支払う。一方、キンドルは価格を平均、9.99ドルに固定しているから一冊売るごとに約4.50ドル損をすることになる。」
http://journal.mycom.co.jp/column/media/046/index.html
大原けい「出版社側にとっては、ハードカバーが売れようが、キンドル版がダウンロードされようが、同じ売上げが懐に入ってくる」
http://www.dotbook.jp/magazine-k/2010/02/03/macmillan_vs_amazon/
Kindle Digital Text Platform(DTP)の場合
国内出版社の対応は?
冒頭に書いた通り、Kindleが日本語書籍をいつ扱うかはまだ正確には判明していない。
佐々木俊尚「日販に総量規制をするという噂について」
Kindleが現在アメリカで収入源としている雑誌や新聞の市場に、どれだけ日本で食い込めるかがカギになりそうだ。(ただこちらも雑誌協会が2年越しの壮大な実験を行っているなど、先行き不透明な材料もある。)
日本雑誌協会 雑誌デジタル配信実証実験「Parara」
Kindleに関するTwitter上での最新の情報
『広告のクロノロジー』
- 2010-01-10 (日)
- 書評
- 広告のクロノロジー―マスメディアの世紀を超えて―
-
- 著者: 難波功士
- 発売元: 世界思想社
- 発売日: 2010/01/02
- 売上ランキング: 5503
などで知られる、難波 功士の著作。戦前―戦中―戦後の広告業界の動向を、一次・二次資料に丁寧にあたりながら紐解く。また著者が関西出身ということもあって、関東と関西の広告業界の比較、というのも面白い。
本書はその大部分をマス広告の分析に割いている。いわゆる四マスと呼ばれる、ラジオ・新聞・テレビ・雑誌の広告とそれらをめぐる広告業界の動向が中心となる。
一読して感じたのは、広告に対する「批評」という行為の難しさだった。「ブランディング」という言葉が、その効果の不明瞭さと引き換えにある種の神秘性を纏っていた時代は、終わってしまったのかもしれない。広告主がより一層費用対効果を重視する時代にあって、「広告」と「販促」の差が不明瞭になりつつあるというよりは、販促が広告の領域を侵食しているといった方が正しい。
こうした状況下で、「広告を批評すること」は極めて難しくなっている。特にインターネット上の広告は、消費者の行動を追跡したり、ユーザーの属性に合わせた広告の表示が技術的に可能であり、それらのデータに基づく効果測定・検証は、どんな批評より広告主・メディア・消費者の関係性を適切に可視化しうる。もちろん、広告主と消費者の間を何らかのストーリーが存在し、そこに広告が入りこむという考え方は今でも健在だが、その主役はソーシャルマーケティングに移りつつあり、そしてそれはかつての広告が成しえなかった、双方向的な関係に基づくストーリーという役割を担わされている。広告を語ることがすなわち企業と消費者、社会と消費者の関係性を語ることであったのは、実にある時代特有のものだったのだろう。
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